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『ヨ〜リヨ〜リダヨリ』奄美人.com事務局編集便り(ブログ)奄美人(あまみんちゅ)ドットコム事務局がお届けする編集便り。
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<7月18日火曜日>
夕暮れ時、滞在中のホテル「マリンステイション奄美」の庭で、朝崎郁恵さんが唄によるお清めを行ってくださいました。唄で「お清め」なんてあるんですねえ。奄美に息づく神様への畏怖や祈りというものの強さを、そこはかとなく感じた瞬間でした。そして、そんな濃密な文化が伝承されている奄美という場所を、羨ましく思いました。
お昼前に少し時間が余ったため、母間の線刻画を案内してもらいました。
奄美群島では、徳之島でしか発見されていない(天城町秋利神にも発見されている)弓や矢などの絵(古代文字?)が彫られた珍しい自然石群です。
この通称イシワラと呼ばれる一帯は、古くは母間地区で一番大きい水田地帯だったといわれています。この水田地帯の中心にあたる場所に自然石群があります。
第一の石の頂上部には弓と矢らしきものが彫られ、第二の石には線刻画があるという伝承があるにもかかわらず、未だに線刻画は見つかっていません。第三の石には階段状の祭壇らしきものがあり、第四の石には意味のはっきりしない「米」のような線刻画が彫られています。
ここは昔、母間一帯を治めていたノロ(祭政一致時代の女性司祭)の所有地であったと伝えられ、全島のノロたちが集まって第三、第四の石の前で豊作祈願の祭りがなされたという伝承があり、ノロ祭祀に深く関わっていたことが判明しています。
しかし、いつ頃彫られたのかはハッキリとわかっていません。
徳之島滞在中はジミーさんのお宅に泊めていただくことになりました。
ジミーさんの家は母間集落にあります。家を出るとすぐ目の前が海で、リーフの海岸沿いに堤防が遠くまで続いています。母間の集落は、この堤防沿いにずっと遠くまで伸びています。
ジミーさんは、夜になると外灯をたよりに、この堤防をカウンター代わりにして、ビールを楽しむのが日課なんだそうです。星を眺め、波の音を聞きながら、一日の疲れを癒すなんて最高の贅沢ですね。遠くに灯台の灯りや漁火も見え、ロマンチックな気分に浸れます(ちょっと蚊に刺されますけど)。
毎日ここでジミーさんは、孤独を味わいながら、自分を見つめ直す時間をつくっているのでしょうか。と思いきや、フィリピンの女性から携帯電話がかかってきたりして。
<6月27日水曜日>
私が徳之島に滞在中は、ツル事務局長の友人ジミーさんが仕事の合間を縫って案内してくれることになりました。
ジミーさんは、製糖会社の職員を務め、主にサトウキビ畑の管理をされている方です。
インターネットを使い、島の人と人とのネットワークを築いて、徳之島の魅力をもっと伝えていこうと自主的に活動されていたこともあり、徳之島の地理や文化にも詳しく、顔も広い方で、行く先々で様々な人たちを紹介してくれました。
ジミーさんに限らず、徳之島のホームページを作っているたくさんの方たちは、それぞれが運営するホームページがひとつにまとまれば、もっと広く徳之島をアピールしていけるのではという考えをお持ちのようです。しかし、それぞれが仕事を持っていると、忙しくてそこまではなかなか手が回らないというのが現状のようでした。「あまみんちゅ・ドット・コム」は、このような人たちに代わって、地元の情報を発信しているホームページのまとめ役となり、本土の人たちへ分かり易く情報提供していくことが使命だと改めて感じさせられました。
徳之島の情報サイトとしては、徳之島町観光協会の事務局長・丸野清さん(まるちゃん)が運営する「徳之島ネットワーク」が有名ですね。
徳之島の裏港、天城町の平土野(ヘトノ)へ到着したのは13:00ちょっと前。(各市町村の位置は奄美群島マップを参照)
平土野港に着いたら、ツル事務局長に紹介してもらった、ジミーさんと待ち合わせをすることになっていましたが、待ち合わせまで少し時間があったので、しばらく平土野の町を散策することにしました。
♪夢がWAKU WAKU〜あふれだ〜す ようこそWAKU WAKUへとのへ〜♪
平土野の町を歩きながら、『わくわくへとの』をついつい口ずさんでしまいます。
『わくわくへとの』は、平土野商店街のおじさんが町おこしのために作った詞に、ネリヤ☆カナヤが曲をつけた歌です。先日のネリカナ加計呂麻ライブでも、平土野のおじさんとのおもしろエピソードを交えながらこの歌を披露してくれました。愉快な歌詞とポップな曲調が耳に残ります。ここ徳之島では知らないものはいない(?)というほど有名らしいのですが。
奄美群島には、奄美大島(加計呂麻島を含む)、喜界島、徳之島、沖永良部島、与論島と5つの島があります。(奄美イロイロ百科参照)
同じ「奄美」といっても、島によって様々な風土、文化の違いがあります(奄美はシマ〈集落〉によっても、言葉や習慣が違うというぐらいですがら当たり前なのですが)。そんな各島の自然、風土、文化の違いを、少しでも自分たちの肌で感じとってみたいという思いから、我々スタッフ2名は、奄美大島に滞在して8日がたったところで、奄美本島から離れ、奄美群島の各島々を巡る計画をたてました。5日間で奄美大島以外の4つの島を、2人で手分けして巡ります。私が「徳之島」と「喜界島」、ブランマピンが「沖永良部島」と「与論島」担当です。島へ渡るには定期運航されているフェリーを利用します。もちろん飛行機で渡る手もありますが、お金をかけず、時間をかけてのんびりとした船旅を味わいたいと思ったのです。