奄美大島北部観光迷所探訪#2
<7月4日火曜日 くもり>
■島バナナ疑惑
名瀬のとある八百屋で、ずっと気になっていた島バナナ(らしきもの)を発見。1本の樹に、生涯で1房しか実らないという幻のバナナ。1本のサイズがわずか10センチほどであるにも関わらず、そのお値段は相当高いと聞き及んでいたので、バラ売りなんてしてくれるのかとお店のおばちゃんに聞いてみたところ、
おばちゃん「1本80円ね」
ブランマピン「は、はちじゅうえん??…ホントに島バナナ??」
おばちゃん「そう。島バナナ」
おっちゃん「奥にでかいのもあるぞ」
ブランマピン(でかいの…??ますます怪しい。島でとれたというだけの、ただのバナナなんじゃないだろうか…)←心の声
半信半疑で食べてみると、ちょっと酸味があって甘さひかえめ。実はバナナが苦手な私なのですが、これは割と食べやすい。やっぱり島バナナなのか??おっちゃんが奥から出して来た「でっかい」方も試食させてもらったところ、これはやっぱり普通のバナナのような…気がしました。
果たしてそれが本当に島バナナであったのかどうか、真偽のほどは知る由もありません…。
■あやまる岬で呆然
「あやまる岬」は笠利町の太平洋側に突き出た岬で、丸く盛り上がった丘にあります。「奄美十景」に数えられる場所だそうで、どんなにかきれいなのだろうと行ってみました。
確かに、見晴らしはよかった。晴れていれば喜界島も見えるらしく、海の青さにも感動します。ところが、眼下に「あやまる観光公園」なるものがドーンと広がっており、誰もいないパターゴルフ場、誰もいない遊具広場、誰もいないテニスコートなどが風にさらされており、更に海岸に目をやると、どうも不自然に区切られた釣り堀みたいな所があります。下に下りてよくよく見ると、確かに釣りをしている人もいたのですが、それはコンクリートで区切った「海水プール」でした。
海でいーじゃん!!プールいらないじゃん!!
私たちのような外部の者から見ると、なぜ自然のままの海にしておかないのかと不思議でなりません。もしかして奄美の人たちにとって、自然はあまりにも「当たり前」過ぎて、逆に「不自然なもの」を求めたくなるのでしょうか…?それは時々マクドナルドを食べたくなるようなもの…?とにかくその、あまりにももったいない光景に呆然とするばかりでした。今はもう叶いませんが、ありのままのあやまる岬を見たかった…そう思います。
■大島紬ってスゴイ
奄美といえば「大島紬」。ということで、大島紬村を訪ねました。この日の織り体験はもう出来ないということで、見学のみすることに。施設のお姉さんがいろいろと解説をしながら案内してくれました。染色、泥染め、デザイン、手織りの行程を見せていただき、初めてその大変さと価値の高さを知りました。泥染め80回、裏表がないように計算された彩色、織り…なんでわざわざそんな手の込んだことをするのであろうか?しかもこの蒸し暑〜い奄美で…?! なんて思ってしまいますが、その気候故に、みな気長に1年をかけて一枚の反物をつくりあげていた…なんとなく分かる気もしました。
熟練された職人たちの手による、気の遠くなるような複雑な行程を経て出来上がった大島紬は、本当に美しく見事です。貯金0円の私などには到底手の届かない値段ですが、30年前の復刻版という反物(もう作れるひとがわずかしかいないそうです)がとても気に入ったので、その着物を買えるようになるまで、職人さんに作り続けてもらいたいなあ…と思うのでした(いつになるやら)。大島紬は、旅費を入れても本土で買うより奄美で買った方がお得だそうなので、その時は奄美に来ようと思います。