『ヨ〜リヨ〜リダヨリ』奄美人.com編集便り(ブログ)

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いろんな人や動物に会った日

<7月10日月曜日 くもり>
■「クチュール蘭」の娘さんに会う
名瀬のアーケード内にある「クチュール蘭」。経営者であり、デザイナーである本田涼子さんは、大島紬を初めて洋服に仕立てた方。娘さんの敦子さんからご連絡をいただき早速伺ったのですが、お母様の涼子さんはものすごくシャイで表に出たがらない方ということで、代わって敦子さんからいろいろと解説していただきました。

涼子さんは大島紬をチャイナドレスやスーツ、ワンピースドレスにしたりと、斬新な組み合わせでデザインをされています。始めた当初は猛反発にあったそうですが、本土で評判が良かったため、受け入れられるようになり、今では色んな人が作っているそうです。特許の話ももらっていたそうですが、涼子さんは大島紬を世の中に広めるために、あえて特許の申請はしなかったといいます。その志が粋じゃないですか!!ハナエ・モリがパリコレの作品に大島紬を取り入れようとした時、涼子さんがアドバイザーになったこともあるのだとか。すごいですね〜!!写真もばっちり飾ってありました。ますますお会いしてみたかったです。
店内には、日本デザイナーズクラブのショーで出品したドレスを始め、男性向けのワイシャツやネクタイ、バッグや小物などオリジナル商品が並んでいます。大島紬製品はシルクなので、扱いに結構神経を使わなければならないのですが、奄美の人でも割と、洗濯機で洗ってくしゃくしゃにしてしまったりする方もいらっしゃるそうですよ。必ずクリーニングで!!とのことでした。
さて、ここで私も1点購入いたしました。それは大島紬の手編みの小さなマフラーです。手触りが柔らか〜くて気に入ってしまいました。おばあちゃんが編んでいるそうですが、紬糸を束にして編んでいくもので、これも結構時間がかかるそうなんですね。これを、3,800円のところをなんと3,000円に負けてくれました!大島紬も町で買えば、結構値段交渉に応じてくれるらしいですよ。秋にこのマフラーが活躍するのが楽しみです!


■三味線職人、沖島さんに会う
名瀬に、三味線を作る若者がいるらしい…という噂を聞きつけたので、それはぜひとも会ってみたい!!と、色んな人に聞いて場所を突き止め、訪ねてみました。
「サンシンヤ」で三味線の修理、制作、販売をしている、沖島基太さん。元々名瀬出身ですが、しばらく静岡に住み、ダイビングショップを経営していたのですが、それを辞めて奄美に戻り、サンシンヤの弟子になったのが1年半前。お師匠さんが病気で動けなくなり、今はひとりで頑張っているそうです。お店には中孝介を始め、昔から通っている唄者の方なども顔を出すのだとか。


そんな沖島さんが三味線作りで特にこだわっているのが、「本革の音色」。最近は天然の蛇革は規制が厳しいため使うことができず、人工蛇の革を使うものがほとんどらしいのですが、そこにはやはり歴然とした音の違いがあるのだそうです。本革が、遠くまで伸びるような音を奏でるのに対し、人工革は近くにしか響かない。実際に演奏していただいたのですが、確かにその通りで、人工革に比べ本革の三味線は、はっきりと、深くとおった音色で、高音は特に素晴らしい伸びがあります。沖島さんは人工革でもこの音に近づけるべく、日夜研究をされているのだとか。「外で、マイク無しで勝負できるような音に」それが、沖島さんの目指すところだそうです。
またここ「サンシンヤ」では、気軽に三味線を始められるように、15,000円という魅力的なお値段の三味線も作っています。沖島さん曰く、「これを使うのは5曲まで。そこからはいい音を出す三味線を使った方が全然楽しいし、上達します」とのこと。私も三味線を始めてみたいと思いつつも、東京でなかなかきっかけも時間も余裕も無さそうだなあ…と、いまいち踏み出せないのですが…。三味線を弾けたらかっこいいですよね〜!
沖島さんが目指す「本革に近い」音色の三味線が、後世に受け継がれるような素晴らしいものになることを祈ってます。


■アマミノクロウサギに会う
夜9時前。アマミノクロウサギを見れるポイントがあるというので、連れて行ってもらいました。アマミノクロウサギは、国の特別天然記念物にも指定されているとっても貴重な動物です。ここ奄美でしか見られず、しかも夜行性なのでめったに目にすることができません。
満月も近い月夜。峠の道から1本逸れた暗く細い道に入り、ぐんぐん進んでいくと、やがて道は両脇ススキに覆われ、ますます狭くなっていきます。車は歩くのと同じくらいのスピードで注意深く進みますが、エンジン音に警戒して、アマミノクロウサギは逃げてしまうかもしれません。でも見れた人が居るのですから、望みはある…息を潜めて目を凝らし、何か動くものがいないかどうか視線を走らせます。
何度かアマミヤマシギの姿を見ることができましたが、1羽が行ったり来たりしていたみたいでした。月夜はハブが出ないためか、道にはカエルの姿がたくさんありました。辺りは夜行性の生き物たちの気配でいっぱいです。ひとりでは絶対に来たくない場所ですね〜。
うさぎはなかなか現れず、だんだん期待も薄れてきました。そして、「まあ見れたらラッキーだよ…」と案内人のT氏が言ったその直後でした!!目の前に、1匹の動物がたたずんでいるのが見えたのです!!それはまぎれもなく、アマミノクロウサギでした。ほんの5〜6秒間、道で丸まって餌の虫を探していたようですが、ハッと車の気配に気づいて茂みに逃げてしまいました。その動きがまたノソッノソッとしていてかわいい!本物のアマミノクロウサギを見れた私たちは大興奮でした!
本当にいるんですねえ…アマミノクロウサギ。やっぱり地元の人の言うことは正しい。
残念ながら写真に収めることができませんでしたが、忘れられない夜となりました。


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コメント

先日は大変お世話になりました。
クチュール蘭の敦子ですヽ(^o^)丿
早速、拝見させていただきました。ありがとうございます
こんなにたくさん掲載していただけるとは(^^ゞとてもうれしいです。近くにお越しの際はぜひお寄り下さいませ(^^♪
本当にありがとうございました。
          
          敦 子

こちらこそありがとうございました!
お母様にもよろしくお伝えください。今度うかがうときはぜひお会いしたいです〜(^^

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