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映画「島ノ唄 Thousands of Islands」が上映されます

shinanouta.jpg奄美から沖縄にかけて島々を渡る映画があるという。これまた局長の下に、チラシが舞い込んできたものだ。ここ内地は中々梅雨も明けず、否が応でもカラリと晴れた島を思い出す! そこで本日は、この映画を紹介することにしよう。

本映画は、詩人、吉増剛造が沖永良部島、加計呂麻島、沖縄本島、奄美大島を巡るロードムービー。そしてそれぞれの島で自作を朗読していくという、内容だ。以下は、資料の解説を参考に記述したものだ。

『奄美群島や沖縄は、昔からヤマトの人間だけでなく様々な国々から人々がやってきた。そして戦後はアメリカの文化も加わり、複雑に積み重なった時間が島特有の文化や言葉を生みだしてきた。
吉増自身が異文化が入り混じった街、福生に育った、という背景もあるからだろうか、南の島々を歩いて自分の唄を見つけたいという。
頭で考える訳ではなく、体で考え行動する吉増を、監督・伊藤憲とその一行は4年に渡り追い続ける。そして気付く。吉増を通じて私たちは、海というものに囲まれた「島」という地理を考えざるを得なくなっていた事に。
この島に生きる人々はその中で、今も自分の暮らしを深め、それぞれの「島ノ唄」を歌っている。島々を歩きながら吉増は、時間と風土と人間の“行き交い”に気付き驚いて、島の暮らしとそれぞれの「島ノ唄」が生まれてくる場所に身を浸していく。
そして、自らも日本というアジアの群島からなる一人の島人となって歌いはじめる。その時、われわれは、まぎれもない唄=詩の誕生の瞬間に立ちあうのである。』

奄美は日本の縮図だ、という声を聞く機会が多い。もちろん日本は島国で、このコミュニティは島人が形成するものだ。そしてその地理的環境が故に、文化は様々な形で歴史と共に変遷する。何かを感じられるロードムービー、8月5日よりロードショーです。

『詩人・吉増剛造、ひとつひとつ 島に生きる唄と歩いていく』

【登場人物】
●吉増剛造
詩人。1939年生まれ。アメリカと日本の文化が入り混じる基地の街・福生に育つ。
一つの作品の中に、現代日本語だけでなく南西諸島を代表とする各地方の方言や万葉時代の仮名文字、韓国、中国の言葉が千々に交じりながら展開する詩を書き続け、「唄の言葉」を探している。黙読するものだった現代詩を60年代に“声”で表現し、戦後のアート・シーンに“詩の朗読”を広めていった第一人者でもあり、ヨーロッパでも日本を代表する現代詩人として認知されている。写真家、彫刻家としても数々の展覧会を開催。

●島尾ミホ
島での祭事を司るノロの家に生まれ、戦時、島にやって来た文学者・故島尾敏雄と結婚。小説「死の刺」に登場する“妻”のモデルでもある。

●里 英吉
奄美大島に生まれ育ち、サトウキビを作りながら1男5女を育てた。海からの流木で作った小屋で、昔ながらの島唄を唄う96才の片足の唄者。

●松田栄喜
沖縄本島・読谷村の現在のアメリカの基地の中に、生まれ育った生家がある農家の古老。自作の故里の唄を歌い続ける。

●監督: 伊藤 憲
1967年、長野県松本市に生まれる。立教大学社会学部でフィールドワークを中心とする都市社会学を学んだ後、1991年NHKにアナウンサーとして入局。
アナウンス業務の傍らドキュメンタリー番組の演出、ニュース取材を担当していたとき、佐藤真監督作品「阿賀に生きる」を観てドキュメンタリーの大きな可能性を感じる。1997年NHKを退職し番組制作会社テレコムスタッフに入社。以来、テレビ・ドキュメンタリーのディレクターとして数々の番組を演出。
「島ノ唄 Thousands of Islands」が、第一回監督作品。

撮影: 夏海光造 
音響効果: 米山 靖
プロデューサー: 寺島高幸/大伴直子/清田素嗣/伊藤憲
製作: 島ノ唄製作委員会
配給: 島ノ唄上映委員会
■ハイビジョン・ビデオ作品 上映時間・93分
■ポレポレ東中野にて、8月5日よりモーニング&レイトロードショー

【お問い合わせ】ポレポレ東中野(担当: 吉川)03-3362-0081

<中ノ島万太郎/記>


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