奄美は力士輩出数世界一の地域なの?
さあ名古屋場所もそろそろ中日を迎えますが、奄美出身力士の里山と旭南海の成績はどうなっているでしょうか。
旭南海は五日目から3連勝中で、5勝2敗と順調です。里山は2勝5敗と黒星先行です。
さて、あまみんちゅドットコムでは奄美出身力士を応援しておりますが、奄美出身力士を応援する会が運営するHP『島力』では、奄美出身力士で結成されている「島人会」や、情報の入りにくい幕下以下の力士たちも紹介しているので、是非チェックしてみてください。
その「島人会」の会長を務める、力士最高齢(なんと46歳で現役!)の一ノ矢さんは、
「力士数はモンゴルのウランバートル(人口約100万人)が多いかもしれないが、人口比率から言えば、奄美(人口約12万人)が世界一の力士の産地」
と言っていますね。
確かに奄美は相撲がとても盛んな地域ですが、最近はモンゴル出身勢ばかりが目立ちます。
はたして奄美は本当に世界一の相撲の産地なのか、ちょっと検証してみました。
■大相撲力士数(番付外は除く)
奄美出身力士
18人(鹿児島県全体では38人)
モンゴル出身力士
34人(ウランバートル以外も含む)
青森県出身力士
26人
モンゴルは34人とかなり多いのですが、モンゴルはひとつの国です。
奄美は、鹿児島県のなかの奄美市及び大島郡だけですから、18人というと確かに人口比率からいえばモンゴルより上ですね。
でもモンゴルは、(日本の)相撲が国技じゃないし、外国を相手にするのはフェアではありません。
そこで、日本のなかでも特に相撲が盛んな土地、“相撲王国”と呼ばれる青森県(人口約140万人)とも比較してみました。
青森と比較しても、やはり奄美は人口比率からいえば力士輩出数世界一でしょう。
関取(十両以上の力士)の数は、さすがに青森勢、モンゴル勢が上回ります。
奄美勢はまだ関取は2名だけ(里山、旭南海)ですが、モンゴル勢は12名です(朝青龍、白鵬、安馬など)。しかも強豪揃いで、東西両横綱と、三役2名を有し、幕内力士はトータルで7名もいます。
青森勢は9名(安美錦、若の里、高見盛など)で関取数は日本一を誇ります。
しかし、奄美勢も全国平均的にはとても優秀なんですよ。関取数はだいたい県に0〜2名ほどです。鹿児島県出身の関取は、意外にも奄美出身者の2名だけなのです。
九州・沖縄地方を例にとり比較してみましょう。
奄美は県ではなく奄美市と大島郡なので、この健闘振りには感心してしまいますよね。
■九州・沖縄 県別関取数
鹿児島県(全て奄美出身)=2名
大分県=3名
熊本県=3名
福岡県=2名
長崎県=1名
沖縄県=1名
佐賀県=0名
宮崎県=0名
ちなみに、名古屋場所の地元愛知県の関取は琴光喜の1名のみ。人口が多い東京でも関取は2名、大阪は1名です。