緑健児の愛弟子として期待がかかった、奄美出身選手。
奄美勢3名もかなりの実力の持ち主たちなのだが、やはり今回の海外勢、特に東欧、ロシア諸国はレベルが高かった。
小柄だが緑健児代表を彷彿させる蹴り技が得意な吉田富和選手は、早くも1回戦でギリシャのアリストテレス・メリキアディス選手に敗れてしまった。
初出場ながら上位進出を狙える実力があっただけに残念。吉田選手を敗った、相手のギリシャの選手も小柄で力強い選手だったが、3回戦目にリトアニアの選手に敗れた。
渡辺大士選手は、順調に3回戦まで駒を進めた。
3回戦の相手は、ロシアの代表、マキシム・シェブチェンコ選手。前回の全日本ウエイト制では渡辺大士選手を破り見事入賞を果たした”ロシア第三の男”と呼ばれる実力者だ。
今日の渡辺選手は足技のきれもよく、決して調子が悪いわけではなかった様子だったが、ロシアのマキシム選手も渡辺選手に負けないぐらいの気迫だった。
途中マキシム選手の突きが渡辺選手の顔面に入り、試合はしばらく中断したが、両者白熱した試合を展開し会場を沸かせた。
体重判定でも決着がつかず、3回目の延長戦までもつれこんだが、渡辺選手が一歩及ばず悔しい判定負けとなってしまった。
森健太選手も3回戦で、カザフスタン代表のアレクセイ・レオノフ選手と3回目の延長戦までもつれこんだが、惜しくも敗退してしまった。
4回戦でロシアの強豪ローマン・ネステレンコ選手を食い止めるのは彼だと思っていただけに残念。
会場には緑代表の同窓生や奄美勢を応援するために、奄美大島の瀬戸内町から60名の応援がかけつけていた。
奄美勢も福岡支部の緑代表の弟子、青柳選手もベスト8へ進出できなかったが、日本勢がまだまだ残っている。
日本が王座を死守するように、明日も応援にかけつけてほしい。
決勝トーナメントに残った選手は以下の通り。
【男子】
鈴木国博、塚本徳臣、塚越孝行、前川憲司、久野浄英、山田一仁(日本勢6名)
オレクシィー・カサトノフ(ウクライナ)
デニス・グリゴリエフ(ロシア)
ヴァレリー・ディミトロフ(ブルガリア)
ジョルト・バログ(ハンガリー)
ダリウス・グダウスカス(リトアニア)
ミンダウガス・パヴィキオニス(リトアニア)
マキシム・シェブチェンコ(ロシア)
ドナタス・イムブラス(リトアニア)
ローマン・ネステレンコ(ロシア)
アレクセイ・レオノフ(カザフスタン)
女子は、佐藤弥沙希、砂川久美子、福田美み子、将口恵美の4名がベスト8に進出した。
優勝候補ヴェロニカ・ソゾベトス(ヨーロッパ)も順調に勝ち進んでいる。
女子部門もヨーロッパの強豪たちが立ちはだかり、目が離せない状態となっている。